自分が直接目で見て、耳で聞く、といった感覚を大切にし、活かしていく。それが大事なのです。その場その場で、納得して生きることです

■マイナー力 ~「負け」が「勝ち」になる生き方~ -竹書房-

自分が直接目で見て、耳で聞く、といった感覚を大切にし、活かしていく。それが大事なのです。その場その場で、納得して生きることです

たとえば、誰しも自分の身が突然生死ギリギリのところに置かれれば、
その本能に近い感覚は必ず姿を現します。

感覚は、情報や知識を積むほど鈍くなり、
表から隠れていきます。

ですから、
感覚を鋭くしようと思えば、
逆にそうしたものを引き算していけばいいのです。

入ってきた情報は、
どんどん捨てていく、
あるいは予めシャットアウトする。


by. 桜井章一氏

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その上で、
自分が直接目で見て、
耳で聞く、
といった感覚を大切にし、
活かしていく。

それが大事なのです。

今の社会というのは、
過敏な体質を持っていると思います。

そんな過敏さに、
私は弱さからくる神経症的なものを感じてしまいます。


by. 桜井章一氏

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今の日本人がいかに情報に過敏になっているか、
そしていかに自分を見失っているかが分かるというものです。

誰かにものを教わったり、
仕事を覚えていく過程には、
怒られたり叱られたりということは付き物で、
辛くて当たり前。

私は、誰かに怒られたら「ありがたいな」と思うくらいの人間にならないと、
何も始まらないと思う。

結局のところ、怒る、
叱るという行為は、
その人に関心を持って見守っているからこそできることなのです。


by. 桜井章一氏

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ちょっと理不尽な怒り方をされたときでも、
決して過敏に反応せずに、
「まぁそんなこともあるか」と鷹揚に構えて流せばいい。

そうや聞き流して、
身をかわすのも生きる技の一つです。

不条理な怒り方をされたときでも、
自分さえ強くしっかりした意思を持っていれば、
心はビクともしないはずです。

このように、叱られたり攻撃されたりしたときに、
過敏な反応をする人が増えているのは、
いかに「褒める教育」が間違っていたかということの証になると思います。


by. 桜井章一氏

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ところが今の親たちは、
「厳しい愛」という家庭における大事な教育を放棄しています。

結果的に、
子どもたちは親に殴られることもなく、
学校の先生に殴られることもなく、
ただただ甘やかされて育つことになります。

その結果、
とても小さなことで傷つくような人間になってしまう。

どんな人であろうと、
いつも100%万全の状態でいられるはずはありません。


by. 桜井章一氏

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■勝ち負けを超えた誇り ~雀鬼量麻雀道場・特別対局編~ -竹書房- 真の強者に近づくため、 起きたことをそのまま受け止める。...

つまり、間違ったり、
失敗したりするのはごく自然で当たり前のことなのです。

ですから、ダメな自分、
弱い自分というものを必要以上に守ることなど何もないのです。

むしろ、そういうダメさ、
弱さを平気でどんどん出して、
それゆえに人から叱られることも厭わない。

そんな構えでいることが、
心の強さを育んでくれると思います。


by. 桜井章一氏

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どこにも所属しないで生きていけるというのは、
立派な一つのあり方でしょう。

ただでさえ人生は各賞を得られない、
あてどない旅のようなものですが、
その上一人で生きていく道を選ぶなんて、
“生涯マイナー宣言”をしたようなものです。

誰にも管理されないという自由は、
自分で自分を律しなくてはいけないということ。

それは、そう簡単なことではないでしょう。


by. 桜井章一氏

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日本も、今や「社員になっていれば安泰」
という時代でもありませんし、
やりたいことがあるなら働くスタイルにこだわらず、
積極的にどんどんやっていけばいいのです。

世間の価値基準に流されないで、
自分の進むべき道を見極めてほしいと思います。

それが、マイナー感覚の強さをもつ第一歩になるかもしれません。

極力「必要最低限の力で済ませる」ということが大事だと思うのです。


by. 桜井章一氏

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■努力しない生き方 -集英社- 現代人は「答え」というものを強く欲しているからだと思う。 先行きの見えない時代にあって、...

必要最低限の力というのは、
「手を抜いて行う」ということではありません。

それで必要な分量が足りているわけですから、
十分な力なのです。

そのちょうどの分量が、
自然に体から放出されるように動くことができたなら、
それが一番いい状態だと私は思うのです。

では、どうすれば過剰にならないで、
必要な分量の力が自然に出せるのか。


by. 桜井章一氏

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それは、その場その場で、
納得して生きることです。

毎日が納得できていないと、
常に「自分にはまだ何かが足りない」という思いに駆られてしまう。

その結果「あれが足りない、これが足りない」と、
足りないものばかりに目が行って、
「手に入れるために頑張らなければ!」と、
つい力が入ってしまうのです。

それが過剰な頑張りになってしまう。


by. 桜井章一氏

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しかし、納得感があれば、
たとえ足りないものがあったとしても、
足りているものに目を向かられるから自分の現状に満足ができます。

だから自然に肩の力が抜けて、
ちょうどいい力が出せる。

もう一つ言うと、
何に納得しているか、
ということも重要です。

私は、この歳まで生きてきて、
いろんなことがありつつも、
自分の「人生」や「生き様」に納得しています。


by. 桜井章一氏

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■「一瞬の勝機」のつかみ方 ~生き方が勝ち方を決める~ -静山社- 勘を欲に使えば、 欲に勘を滅ぼされるだけである。 ...

私に、とって生き様の大事な部分は、
「自分を売らない」こと。

嫌な仕事を引き受けるときは、
お金のために「能力」だけを売るんだと割り切ったつもりでも、
結局は「自分の心」まで一緒に売ってしまうことになる。

つまり、私はそうはしなかったので、
「心を売らずに生きてこれた」という納得感があるのです。

時間が経つにつれて、
お金や名誉では本当の納得感など永遠に得られないことに気がつくはずです。


by. 桜井章一氏

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欲しかったものをどれほど手に入れようと、
「もっともっと」という焦燥感や、
逆に虚しさだけが募っていく。

結局は、
自分が納得できるような生き様に変えることでしか、
それは解決しないのです。

生き様は、昨日や今日、
心向きを変えたところですぐに変わるものではありません。

一歩ずつ積み重ねていかないと仕方のないものです。


by. 桜井章一氏

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まずは、自分が納得できる小さな一歩を重ねていってほしいと思います。

そしてふと振り返ったとき、
きっと自分なりのマイナー感覚の強さを身に付けていることでしょう。

仕事が身に付くということはいいことですが、
テクニックには溺れないことです。

「身に付く」ということは、
文字どおり体の中に入れることで、
いわば腹の中に酒を入れるようなものです。


by. 桜井章一氏

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