不利な状況をしのいで何ができるかというのが本当の勝負だと思います。リスクやハンデをいっぱい背負った不利な状況だと、全身全霊で向かっていかなくてはならないからです

■賢い身体 バカな身体 -講談社-

不利な状況をしのいで何ができるかというのが本当の勝負だと思います。リスクやハンデをいっぱい背負った不利な状況だと、全身全霊で向かっていかなくてはならないからです

ちょっとした怪我でもどこか一ヵ所でも不自由になると、
バランスが崩れることに気がつくわけです。

また、一ヵ所でも悪くすると全体がダメになるということは、
反対に身体の一ヵ所だけをトレーニングで強化しようと思っても同じ意味合いでダメだということです。

身体は微妙なバランスと感覚で動いているということがほんとによくわかります。


by. 桜井章一氏

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「あなた方がふだんやっているここのこういう動きは、
ムダが多い。
こうすればもっと速く動ける」
と説明すると、
「そんな漫画みたいなこと、
できるわけないだろう」
みたいな反応をされることもあります。

否定的な反応をする人は、
自分が理解できないことをされると、
自分たちの沽券にかかわるとでも思うんでしょうか。

でも、そのときは驚いて関心を持ってくれた人にしても、
その後もっと武術について詳しく知りたい、
と希望してくる人は1000人に1人ぐらいでしょう。

とにかく大変少ないです。


by. 甲野善紀氏

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そういうスポーツ選手で否定的な反応をする人は、
見栄もあるだろうし、
自分がやってきた努力も捨てたくないんでしょうね。

むしろ、柔道を習って専門的な動きを習慣にしてしまうと、
かえってできなくなることもあるんだと思いますね。


by. 桜井章一氏

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私が研究している身体の使い方というのは、
今日のスポーツの常識とは根底から違うものです。

だから、スポーツ的な常識では不可能と思われるようなことができてしまうんです。

私の現在がそうなっているのは、
一般のスポーツ等でおこなわれている、
身体を捻ってタメをつくって威力を出そうとしたり、
身体全体をムチのようにうねらせて動かしたりしないからだと思います。

つまり私の動きは、
捻らないし、床を蹴らないし、
力まないんです。


by. 甲野善紀氏

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つまり、腰を捻ってタメをつくったりしないので、
相手にこれからこう動くという予測を立てさせないのです。

武術は本来、
一瞬で生死を分けるものですから、
相手にこちらの動きを察知されないことが重要なのです。

常識的な人の動きは、
だいたいうねりながら伝わるものですが、
そうではなくて全身のネットワークを魚の群れが一斉にわっと向きを変えるように動かすんです。

これは、全身を細かく割ってすべてを同時に動かすようにするため、
筋力のパワーとは異質の威力が出るし、
全身で少しずつ動きを負担しているので、
疲労もまた少なくてすむわけです。


by. 甲野善紀氏

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人間はたいがいの人が、
常識にとらわれてその中である思い込みや先入観を持って生きていますよね。

常識にしばられると思考も行動も固定されてしまうわけですが、
私はそうしたものを全部うっちゃって、
素で何でも見るようにしています。

人でも社会の動きでもまっさらな状態にして見るわけです。

そうすると、
常識ではできないだろうと思うようなことが、
ふっとできたりするんですね。


by. 桜井章一氏

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それまで常識とされてきたこと、
正しいと思われてきたことは、
それを乗り越えるものが出現することで、
簡単にくつがえってしまうものなんですね。

現代のスポーツは身体の動かし方や使い方が常識の範囲で繰り返されているから、
なかなかその常識の枠に気がつかないし、
当然その外に出て何か工夫しようという発想も生まれない。

常識とは違う身体の使い方をすれば、
「不利と思われる状況が実はそうじゃない」
ということが実感としてわかります。

専門家だと、不利な状況に対して、
すぐに「これは不利なことなんだ。もうできない」
となってしまうんですが、
そういう単純な反応は常識の世界の中にどっぷり漬かっているため、
不利な状態になったらもう何もできないということを、
条件反射的に学習してしまっているんですね。


by. 甲野善紀氏

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ですから、不利な状況を突破する動きができる身体になるには、
固定観念に縛られない発想を育てる必要があるわけです。

不利な状況をいろいろな角度から検討して、
根本的な発想の転換をする必要があるのです。

人間は環境に適応する生き物ですから、
甘やかされた環境では質の向上ははかれません。

不利で不自由な条件設定をするということは、
きびしい環境に身体を置くということです。


by. 甲野善紀氏

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そういう環境に身体を適応させることで、
はじめて常識を破る身体を出現させることが可能になるんだと思います。

でも生き物は不利な環境や条件に適応して生きていける能力がある。


by. 甲野善紀氏

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不利な条件というのは勝負にとってはありがたいんです。

不利な状況をしのいで何ができるかというのが本当の勝負だと思います。

リスクがあったり、
不利であったりする状態からそれをひっくり返していってこそ勝負なんです。

麻雀でも自分が一番ついていないときが一番の勝負どころです。


by. 桜井章一氏

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たとえば、相手の劣勢を見て勝負をかけるのは勝負どころでなくチャンスなのです。

勝負所というのは相手の隙を攻めるということを超えてさらに上にあるものです。

リスクやハンデをいっぱい背負った不利な状況だと、
全身全霊で向かっていかなくてはならないからです。

そこでは劣勢をひっくり返していくギリギリの力が出てくる。


by. 桜井章一氏

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本当に生命そのものが危機を感じて、
とてつもない潜在的な力が発揮されてくるような感じがします。

自分で自分の命をある面、
脅迫するように追い込み、
生きるための常識的条件をギリギリに削っていって、
まさに火事場のバカ力みたいな形で潜在力がぐわっと出るようにする。

しかも継続して出し続ける。

きつい状況を与えれば、
身体からふだんは働かない潜在力が出てくるという例となる話です。


by. 甲野善紀氏

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もっとも食べなかったり、
寝なかったりというのは、
ある種の弱さからかもしれませんね。

自分が強いと思ったら寝られるし、
食えると思いますね。

負けるかもしれない、
でも負けたら終わり、
という気持ちがどこかに強くあったんですよ。

「寝ない、食べない」状態でいるとすごく覚醒するんですよ。

勝負っていつ終わるかわかないもんですからね。
ルールがあるわけじゃない。


by. 桜井章一氏

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下手に身体のコンディションを整えていくと、
いろいろなところがノンビリ働いてしまう。


by. 甲野善紀氏

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