現代社会の悪運というものは、極端な効率主義や合理主義から生まれるものが多い。いかに借りをつくらずに生きるか。揺れない心とは自分の感情を押し殺すことではない

■ 図解 雀鬼流「運に選ばれる」法則76 ―運とツキに好かれる人になる -宝島社-

現代社会の悪運というものは、極端な効率主義や合理主義から生まれるものが多い。いかに借りをつくらずに生きるか。揺れない心とは自分の感情を押し殺すことではない

人々は相変わらず快適さ、
便利さを追い求め、
それは結果として日本人から「我慢する心」
を失わせてしまった。

堪え性がなくなったといってもいいだろう。

「キツイなぁ」「辛いなあ」
そんな風に感じる時は、
その厳しさを自然の厳しさと比べてみればいい。

自然界の中には死と隣り合わせの状況、
環境がいくらでも存在する。


by. 桜井章一氏

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そんな過酷な状況に置かれて時のことを思えば、
人間社会での出来事などいくらでも対応が利く。

そう思ってひとつひとつ冷静に対処していけばいいのだ。

仕方なく我慢や耐えることをしなければならなくなった時、
私はその状況を自分に対する「試練」
だと思うようにしている。

厳しさを敵のような感覚ではとらえず、
味方だと思うようにすることも忘れてはならない。


by. 桜井章一氏

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厳しさを味方としてとらえるためには、
辛い状況を「厳しい」という言葉ではとらえず、
「自分を成長させてくれるもの」
と思うようにすればいい。

そしてひとつひとつの物事に対処していく。

そうやって試練を乗り越えた先には新たな運がきっと待っているはずである。

運とはそうやって自ら切り開いていくものなのだ。


by. 桜井章一氏

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運には良運と悪運のふたつがある。

もう一方の「悪運」
は人間の弱さに付け入り、
スッと入り込んでくるものだ。

分かりやすくいえば、
悪運とは他人の運を犠牲にして成り立っているものなのである。

今の世の中は良運より悪運が幅を利かせている時代だ。


by. 桜井章一氏

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現代社会の悪運というものは、
極端な効率主義や合理主義から生まれるものが多い。

「楽」や「便利」といったものを求めすぎると、
他人を目一杯利用しようとか、
自分の目的達成のためには他人を犠牲にしてもやむを得ないとか、
そういった発想に陥ってしまう。

悪運は所詮悪運でしかない。

「悪銭身につかず」
ということわざがあるが、
悪運も同様に身につくものではない。


by. 桜井章一氏

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■20年間無敗の雀鬼が明かす 「勝負哲学」 -三笠書房- どんなに劣勢にあっても耐えていれば逆転のチャンスも訪れる。劣勢は優勢に入る前...

その瞬間は「ツイている」と思っていても、
その悪運はいずれ災いとなって身に降りかかってくることになる。

人の弱さに付け込んでくる「悪運」には、
注意が必要なのだ。

人が借りをつくっているのは金だけではない。

人類を生かしてきてくれた自然界からも多くの借りをつくり、
その借りはもはや返せないほどに膨らんでしまった。


by. 桜井章一氏

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人間は自然から莫大な借りをつくることで、
自分の首を締め続けてきたのである。

そんな自然を守るために「地球にやさしく」
などというキャッチフレーズのもとで企業がエコ活動を展開しているが、
私にすれば「地球にやさしく」
という言葉自体がとても傲慢で、
自分本位で、
そんなことを地球に対して言っている人間の浅薄さに笑ってしまう。

どんなに海や大気が汚れようが、
地球は地球だ。

自然が汚れ、
そこで生き物たちが暮らしていけないような環境になったとしても、
地球はここに存在する。


by. 桜井章一氏

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自然を壊すことで存在できなくなるのは「人間」のほうだ。

それなのに人間は、
他の生き物たちも含めた自然界から相変わらず借りをつくって生きている。

自然と共存してきたネイティブアメリカンは、
「自然は未来の子どもから借りているもの」
と考えている。

だから、無闇に自然を壊すようなことはしないし、
獲物を必要以上にとることもしない。


by. 桜井章一氏

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■「頑張らない」から上手くいく -講談社- 私はいいもの、悪いもの、すべてをひっくるめて「楽しさ」というものを幼い頃から求めてきたので...

環境破壊によって、
私たちは未来の子どもたちに多くの借りをつくっている。

自然に借りをつくりすぎたがために、
今や人類全体の運やツキが落ちている。

いかに借りをつくらずに生きるか。

そもそも、対人関係の中で計算や駆け引きを入れようとするから相手に反発される。


by. 桜井章一氏

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私の中には、
相手に好かれようという気持ちはあまりない。

どんな相手であろうとありのままの自分をさらけ出すようにしている。

人は素の状態でいることが一番いいのだ。

むしろ「相手に悪く思われたくない」という自分本位の考え方、
自分を守るための逃げ口上のように感じる。


by. 桜井章一氏

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「すべての人に好かれたい」。
そもそもそんな発想自体が間違っている。

八方美人タイプの人間はその裏にある計算や駆け引きを他人から見抜かれ、
結局誰からも本気で相手にされなくなる。

テクニックを使った人間関係はとても脆いものなのだ。

口ではきれい事を言っても、
心が汚れている人は、
どこかでその「汚れ」を見抜かれる。


by. 桜井章一氏

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■賢い身体 バカな身体 -講談社- 目的でなく経過を大切にしろというのはそこなんです。いつも遊びが中心にある。厳しくても「すくすく伸び...

自分の中から計算や駆け引きといったものを取っ払い、
正直な自分を出していったほうが人からは好かれるのである。

人から好かれるということは、
相手からチャンスをもらう可能性が高くなるということである。

好かれるとさらに交流も広がっていく。

流れが交われば、
そこで運やツキを手にするチャンスにも恵まれるのである。


by. 桜井章一氏

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私だって日々、
心は揺れ動いているのである。

揺れない心とは自分の感情を押し殺すことではない。

人間は感情を持つ生き物なのだから、
その感情がある限り心が揺れ動くのは当たり前のことだ。

問題なのは心を揺らさないようにすることではなく、
揺れた心をどうやって元の状態へと修正していくかなのである。


by. 桜井章一氏

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私の思う”揺れない心”とは、
感情のバランスが崩れたとしても、
それをいい方向へとコントロールできる心のことだ。

心の傾きを正し、
バランスのとれた状態へとすぐに戻せる心が”揺れない心”なのだ。

揺れた状態を元の状態へと素早く戻すには、
心の重心を真ん中に置いておくようにしなければならない。

左右のバランスのとれたシーソーの支点と同じである。


by. 桜井章一氏

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