■ツキの正体 ~運を引き寄せる技術~ -幻冬舎-
苦労して克服しようとするから面倒くさくなるのです。遊んでしまいましょう。目の前の課題をゲームと考えて、「今」を楽しく過ごすように努力するのです
またたとえば、
初めて会った人について、
何の情報もなしに、
いろいろなことを当てていく。
結婚しているかどうか、
子どもは何人いるか、
出身地はどこかなど、
何でもいいから直感だけで当てていくのです。
そういう遊びの中で、
潜在意識を突っつき、
潜在能力を刺激して、
脳のストッパーを自力ではずそうという努力をする。
すると、無意識の領域は、
そのときの精神状態に左右されることがよくわかります。
by. 桜井章一氏
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穏やかにリラックスできているときのほうが、
疲れていたりイラついているときよりも格段にうまくいくのです。
なぜわかるか、と言われても困ります。
全体の空気から自然にそうわかってしまう。
無意識の領域をさまようトレーニングは、
心の力を引き出すのに役立つと思います。
いついかなるときでも頼れるのは、
無意識の馬鹿力であり、
心や身体の力なのです。
by. 桜井章一氏
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「ほとんどの人は『今』をきちんと過ごしていないように思う。
過去を振り返って、くよくよしたり、
将来のことを考えて不安に悩んだりしている。
なぜもっと今を大切にしないのか」
瞬間瞬間についていく工夫をしないで、
もう終わってしまったことや、
まだ起こりもしないことを、
うじうじと考え込んでいる。
目の前のことをきちんとやっていけばいいのです。
その積み重ねが過去であり、
未来なのですから。
by. 桜井章一氏
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その場その場の流れに対して、
柔らかく、軽やかについていけばいい。
常に変化している「今」は、
もたもたしている間に「過去」になってしまいます。
頭でっかちでは、
間に合わなくなります。
「今」は過去にも未来にもありません。
だからこそ、「今」が大切なのです。
by. 桜井章一氏
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トラブルやヤバイ局面から逃げようとするのは、
「今」から逃げ出そうとすることでもあります。
そういうクセがつくと、
いつも逃げ回っていることになる。
トラブルに立ち向かう人は、
いつか必ずそれをクリアして、
次のレベルに進むことができます。
一段階上の問題に取り組めるようになる。
by. 桜井章一氏
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課題にぶつかり、
何度も失敗しながら、
なんとか対処法を工夫してクリアする、
そしてレベルアップしたらまた新たな課題に取り組んで工夫していく――
そうやって闘っていかないと、
ゲームも人生も成立しません。
私が孫悟空になって巨大な化け物たちと闘うのを楽しんだように、
あなたも好きなゲームの主人公になったつもりで、
一つずつ問題を解決して、
一段階ずつレベルをクリアしていくことを楽しめばいいのです。
苦労して克服しようとするから面倒くさくなるのです。
by. 桜井章一氏
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遊び心をうまく取り入れて、
楽しみながらクリアする算段をする。
遊んでしまいましょう。
目の前の課題をゲームと考えて、
「今」を楽しく過ごすように努力するのです。
そのほうが断然はかどるし、
ツキをまねくこと請け合いです。
「壊れたら、新しいものと取り替えればいい」
そう考えるのが当たり前になり、
これにゲームのリセット感覚が上乗せされて、
トラブルや人間関係といったものまで、
面倒なものはおしなべて、
捨ててしまえばいい、
リセットすればいい、
という風潮が定着してしまったのです。
by. 桜井章一氏
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いくら世の中が便利になっても、
実生活の問題や人間関係だけは、
リセットできない。
修理する力、
修正する力を取り戻し、
自分で選んだものは、
少々の問題が起きても責任を持って引き受け、
全力で直していく。
無数の選択の中には、間違いだってあるはずです。
そのとき、必要なのは、修正力です。
自分で選んだ結果を淡々と引き受け、
それを補っていい流れに戻していくための努力を惜しまない力です。
by. 桜井章一氏
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何枚も何十枚もツモってきた牌の中から、
ほかならぬ私自身が選んだのが彼女という牌なのです。
これを生かしながら、
自分の手を修正していくのが私の責任です。
修正力が足りないと、
自分を自由に変えていくことができず、
トラブルに柔軟に対処することが難しくなります。
そして、これを十分に備えていると、
選択に迷いがなくなります。
by. 桜井章一氏
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選択を誤ることを恐れなくなります。
失敗しても修正していけばいい、
という自信が生まれるからです。
修正力は、
トラブルに立ち向かうための原動力であり、
いい流れを作り出すための原動力なのです。
36度とか37度とか、
身体に適温があるように、
心にも適温というものがあります。
by. 桜井章一氏
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高すぎても低すぎてもいけません。
それはすなわち、
自然ではない、
ということです。
そういう意味で、
「熱い人」を私はあまり信用しません。
熱い人は、
すぐ冷める人でもあるのです。
by. 桜井章一氏
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やはり、温かいと感じられる適温が一番いい。
熱すぎず冷たすぎず、
常に一定の適切な心の温度を保っていられる人間は、
自然体で黙々とやるべきことを積み重ね、
時間をかけて信頼を獲得していくものです。
適温の心は、また、
周囲をリラックスさせる力を持っています。
あの日向ぼっこのような力が、
適温の心にはあります。
by. 桜井章一氏
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私自身、自分の子どもや孫、
道場生に対する心がけとしてあるのは、
「温めてやりたい」
ということ。
教育しよう、育成しよう、
なんてことは思ってもいません。
ただ私にも体温くらいはあるので、
温めてやりたい、
そう願っています。
温まったら、
あとは勝手に育って、
好きなように成長していけばいい。
by. 桜井章一氏
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逆境での努力にしても、
適温を意識するといいと思います。
100度の努力をしようとすると、
無理が生じて破綻します。
しゃかりきになるのでも逃避するのでもなく、
自然体で黙々と、
目の前のことにまっすぐ向き合うのです。
将来の目標になど、
必要以上に囚われてはいけません。
by. 桜井章一氏
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目標を持つなと言うのではなく、
囚われて、
そのあまりに目の前のことをおろそかにしてはいけない。
長期的なビジョンはそれとしておいて、
目先の場の流れに臨機応変な対応を、
適温でさっとこなしていく。
そういう積み重ねで、
きっちり流れについていくことが何よりも大切なのです。
by. 桜井章一氏
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