■この世の掟をぶち破れ! -李白社-
得するということは損することだ。人生にとって一番大事なものは何かと問われれば、私は「陽気」だと答える。私はいつも、世の中にある根源を探している
本人が思い込みすぎてできないということを一番よく知っている。
しかし、人間は思い込む動物なんだということが、
その遊びから学ぶことができた。
どんなところにも学ぶ場所があるということを気づいていれば、
教えは世の中にごまんとある。
得するからこっちにしようという考え方は、
人間のありのままの姿から外れてしまっている。
by. 桜井章一氏
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もらうものだけもらってすべて自分の手の中に抱え込む。
それはいつしか一人では抱えきれなくなり、
すべてを失う結果となる。
もらったものは捨てればいい、
得たものは返せばいい。
それが本来の当たり前の姿だと思っている。
by. 桜井章一氏
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得するということは損することだ。
得があって損があるわけじゃなく、
結果的にどちらも同じこと。
もらって捨てて、
与えてもらってという循環は麻雀の世界だけでなくすべての物事に成り立っているわけで、
そういう根本的なことを押さえていないと、
世の中の循環も何もわからない。
by. 桜井章一氏
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雨が降る日もあれば、
晴れの日もあるのは当たり前だ。
だから作物だって育つわけだ。
そういう意味で、
晴れもありがたく、
雨もまたありがたい存在なのだ。
だからこそ、どちらが得でどちらが損ではなく、
結果的にはどちらも同じということなのだ。
by. 桜井章一氏
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こういった社会の根源的な構図をわかっていないままで、
何かをとらえていこうとするから間違える人が多い。
「社会って何だろう?」
「人間って何だろう?」
ということを考えないでうわべだけの現象で判断していると、
この「根源」を見失ってしまい、
物事は解決しない。
私はいつも、
世の中にある根源を探している。
しかもそれは、
自分の一番身近なところにある。
by. 桜井章一氏
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とくに孫は損得では行動しない。
その場に存在するもので楽しみや興味を見いだす。
ふつうなら、
何でこんなのが楽しいのかねと思うのだろうが、
私は逆に孫たちの中に人間の忘れてしまった根源を発見するのだ。
by. 桜井章一氏
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人生にとって一番大事なものは何かと問われれば、
私は「陽気」だと答える。
社会にはルールや掟があるが、
私はそんな固定観念に囚われないで生きてきた。
この競争社会を生き抜く場合、
人はどうしても攻撃性を隠すことができないが、
私はそれを極力抑えるようにしてきた。
人と人がつき合う場合も、
常に丸くする方向で接してきた。
by. 桜井章一氏
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しかし、多くの人が常識という固定観念に縛られ、
勝つために攻撃性という本能をむき出しにし、
目標を成し遂げることで幸せが得られると必死に生きている。
だからこそ、一番大事なのは「陽気」なのだと思う。
私は物事を楽しいか楽しくないかで判断する。
当然、自分が楽しいと思うことしかしない。
by. 桜井章一氏
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私が行きついたのは、
楽しいことをしていれば陽気になるということ。
しかし、あなたはおそらく楽しくないことをどうしたら楽しくできるかと考えるのではないだろうか。
そこにはもう、マニュアル的な固定観念や攻撃性が存在してしまっている。
逆に、陽気から入ってしまえばいいのだ。
by. 桜井章一氏
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相手の攻撃をゆるめる最大のものは、
笑いしかない。
われわれ人間が失わないで唯一持っているものが攻撃性で、
それはいろいろな形で表に出てしまう。
ふつうに考えると、
攻撃に対しては守りや守備ということになるが、
そうではなくて、
笑いでそれを薄めてあげるのだ。
さらに、攻撃性を克服していくのは、
やはり仲間でしか克服できない。
by. 桜井章一氏
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友人関係では、
人間の持つ攻撃性は薄まらない。
仲間としてつながりを感じながらつき合っていける。
仲間でいられるには陽気が一番だ。
陽気に笑っていれば、
たいていのことも乗り越えられる。
by. 桜井章一氏
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それも楽しみながら。
陽気でいて幸せを感じないという人はいない。
だったら、どんな時でも陽気でいたほうが、
人生も楽しい。
by. 桜井章一氏
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■雀鬼流・人生道場 「強さの奥義」 -青春出版社-
人間が、常に「正義」の方向へ向かうというのであればよいのだが、
その心の一部にある功利性を求める部分は、
「敗けたくない」という気持ちを引き起こす。
そして「勝ちたい」となるが、
果たして今の世に勝つべき「正義」がいくつあるのだろうか。
しかし、真に強い人間は、
たとえ麻雀であっても他人と競って勝とうとは思っていない。
他人との戦いではなく、
「己との戦い」という気持ちになれた雀士こそ、
本当に強い男、
最強といえるのだ。
by. 桜井章一氏
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勝ちたいと強く願うだけでは、
決して勝てないということを。
勝つためにいくら策を弄しても、
結局は、自分が溺れ、
沈没してしまうということを。
「勝ちを求めず強さを育む」
という私の考え方の本意もここにある。
勝つことと強くなることは別なのだ。
by. 桜井章一氏
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