■運に選ばれる人 選ばれない人 -東洋経済新聞社-
感性を磨けば、みずから運を見つけられるようになります。変化を感じ取り、流れをつかめばおのずと運命は変わっていきます。運は簡単に言えば恵みです
感触を確かめるかのように指の間に牌をそっと軽くはさみ、
静かに耳を澄ますと、
私へ語りかけてくる微細で豊かな声がそこから聞こえてきます。
その声によって私はずっと導かれてきたような気がします。
道は私にとって無限に続くものです。
一人でありながら、
同時にみんなと一緒に学び歩んでいくものなのです。
by. 桜井章一氏
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運やツキは目に見えず感じるほかないものですから、
ひとことで簡単に言い表すことなど出来ません。
ですから本気でそれを語ろうとすれば、
実にあやに富んだものになります。
運が先に目標物のようにあってそれを求めるのではなく、
やるべきことを日々ちゃんとやっていれば、
その結果として運に恵まれると思っているからです。
そう、運は求めてやってくるものではなく、
“運が人を選ぶ”のです。
by. 桜井章一氏
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人それぞれに個性があるように、
運にも個性があります。
風と同じで運そのものを見ることは出来ませんが、
それは現実にはなんらかの形をとって表現されるのです。
運があってもその動きが感じられないと、
せっかくの運が続かなかったり、
運を大きくすることが出来なくなってしまいます。
運は刻々と変わるので、
考えていては間に合いません。
by. 桜井章一氏
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瞬間、瞬間に起こる運の動きを感じることが大事です。
勝負事においては、
そうした運に対する感じ方がストレートに運の強弱となって表れます。
碗のお茶はいってみれば運です。
茶に真剣に向かう茶人が茶の空間を深く感じ取り、
そこからさらに宇宙を直感するように、
運に対して心を開いて感じようとする人は運の世界がどういうものかが見えてくるのです。
by. 桜井章一氏
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感性を磨けば、
みずから運を見つけられるようになります。
運はどこかへいけばあるというものではありません。
でも感じられる人にとっては、
すでに運はそこらじゅうどこにでもあるものなのです。
運命はそれを変えようという意識がない人には変えられませんが、
そういう気持ちをふだんから持っている人には変えられるものです。
by. 桜井章一氏
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運命を変えるには単に信念を持って行動を続けるとか、
真面目にコツコツ努力すればいいというものではありません。
変化を感じ取り、
流れをつかめばおのずと運命は変わっていきます。
すべてのものは絶え間なく変化しているのであり、
それにリズムを合わせることが出来れば自然に運命は変わっていきます。
変化をつかみ、
その上でさらに自分が望む流れをつくっていこうと思えば運命は確実に変わります。
by. 桜井章一氏
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刻々と太陽が位置を変え雲が流れ、
自然は常に動き変化していることがわかります。
運命は決まっていると思っている人は、
引き潮も満ち潮もある海に一方の引き潮や満ち潮だけがあると考えているようなものです。
運命も満ちたり引いたりするものだと実感出来れば、
運命というものをとりたてて意識することもなくなってきます。
運命を変えたいのなら、
変化に間に合うことである。
by. 桜井章一氏
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「運」には「天の運」、「地の運」、「人の運」、「時の運」があります。
運は簡単に言えば恵みです。
「天運」はどんな人にも平等にやってきます。
すなわち自然の摂理に支配される運が天運です。
天運の力があまり強いと、
人運などの他の運が天運にもっていかれてしまいます。
by. 桜井章一氏
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こういう時は全体の運が荒れるので、
人知の予測を超えるようなことがよく起こります。
「人の運」には他人からもらう「他力運」
と自分でつくる「自力運」(自運)があります。
他力運は自分の力とは関係のないところで起こりますが、
自力運はその人の努力によって変わるものです。
自力運は物事に「間に合う」コツを身につけていると自然とやってきます。
by. 桜井章一氏
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「間に合う」という感覚はすべてにおいて大切です。
もちろん「間に合う」ためにはそれなりの準備や努力が必要です。
つまり正しい選択や行動をするのが
「間に合う」ことです。
「間に合う」ことをいつもやっていれば自力運はよくなります。
by. 桜井章一氏
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「地の運」は場所の運です。
それは刻々と動いています。
そのときどきで地のよし悪しは変わりますが、
感じる力がすぐれていれば地運のいい場所が自然にわかったりします。
天運、地運、人運、時運といった運は、
自然の動き、時と場所のよし悪し、
人との関係のありようなどによって絶えず変わります。
勝負に勝てるかどうかは、
複雑にからみ合うこれらの絶え間ない運の変化をどれだけ感じ取れるかにかかるのです。
by. 桜井章一氏
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たとえば円で人生を考えるとひじょうにわかりやすくなります。
円とは何か。
苦しいことの反対に楽があり、
悲しいことの反対には喜びがあり、
虚しさの反対に充実感がある、
そうしたものを重ねていくとひとつの円が描けます。
人生を円でとらえれば、
苦があれば楽があり、
悲しみがあれば喜びがあると自然に考えられます。
by. 桜井章一氏
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嬉しいとか悲しいとか、
なにかひとつの状態がずっと続くなどということはありえません。
人生にはさまざまな面がある、
いろいろなことがあって人生なんだと思えば、
グルッと円を描いて回れます。
そうすれば、
辛い時でも悲しい時でもその状態を固定して考えずにすみ、
円という全体の中で希望を抱けます。
いわば円は真理の形なのです。
by. 桜井章一氏
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線では一方通行だからです。
さらに線を重ねて円にするのです。
たとえば怒りの感情を線でとらえれば怒りは単に怒りのままですが、
円にすると怒りの中に優しさを内包出来ます。
優しさのある怒り方が出来ます。
円でとらえた怒りは一方的な怒り方でなくなるので、
相手を救えるし、
また自分も救われます。
by. 桜井章一氏
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