バランス感覚とは、心を真ん中に置くことにほかなりません。もっと小を見て小を大事にしていかないとほんとうの運はやってきません

■運に選ばれる人 選ばれない人 -東洋経済新聞社-

バランス感覚とは、心を真ん中に置くことにほかなりません。もっと小を見て小を大事にしていかないとほんとうの運はやってきません

放っておくとそれは意識の底にたまっていって、
やがて傷となり、
治りにくいトラウマになったりします。

それは他の人にも傷を与え、
ネズミ算式に世の中の傷を増やしていきます。

心の中の違和感は、
体の傷と同じように速やかに修正しないといけないのです。

バランス感覚は、
物事の中心を的確にとらえる感覚、
すなわち的を射る感覚ですが、
考えすぎると中心を外します。


by. 桜井章一氏

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逆に言うとバランス感覚とは、
心を真ん中に置くことにほかなりません。

真ん中に心があれば、
バランスを崩してもすぐに動き修正が出来ます。

つまり、バランス感覚とは、
素早い修正力のことでもあるのです。

大と小という分け方で見ていくと、
みんな小をなおざりにして大ばかり向かっています。


by. 桜井章一氏

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たとえば「夢は大きく持て」
と言いますが、
夢は小さく持つべきなのです。

夢というコトバにすれば何でもいいように聞こえますが、
現実感のない夢は妄想でしかありません。

5のレベルであれば、
8のレベルの夢を持てばいい、
8を達成すれば次は12とか15くらいを目指せばいいのです。

(「私はたった一人しか助けられない」 by. マザー・テレサ)
一人を助けることが出来れば、
もう一人を助ける、
その人を助ければ、
次にもう一人を助ける、
そうやって「もう一人」
の連続を無限に続けていくという意志がそこにうかがえます。


by. 桜井章一氏

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マザー・テレサの行為は偉大ですが、
彼女の視線は絶えず小さなものに向かっていたのです。

現代社会は大きなものばかりが注目されたり評価されるところですが、
その裏側で小さいものを粗末にしたり見落としてきたからこそ、
人々の不安感や不幸感が増していることを忘れてはいけません。

もっと小を見て小を大事にしていかないとほんとうの運はやってきません。

一点に力をのめり込ませるとそれにとらわれて身動きが出来なくなるからです。


by. 桜井章一氏

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一点に力が入って硬くなった状態は一見強そうですが、
ちょっとした衝撃で簡単に崩れるしスタミナもすぐ切れてしまいます。

心のありようはどんな時でも柔らかくあるべきなのです。

生きていくことは無限の変化を体験し通過することですが、
一点でつかまってしまうと次の変化に合わせた動きが出来ず変化に追いつけなくなってしまいます。

集中力は点でとらえないで広げていくのです。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 自分が見落としがちなものは、自分の常識の範囲外にあるもの い...

ほんとうの集中力とは無限の円です。

一点一点が無数に集まって円となり広がっていくイメージです。

川や池で小石を投げ入れた時波紋が広がるあの感覚です。

無限の円の感覚でとらえれば、
点で集中していた時には視界の外にあったものがスッと中へ入ってきます。


by. 桜井章一氏

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そんな時はどこにも力みがなく心身共リラックスしています。

どこかに力みがあればそれはまだ点でとらえた集中なのです。

人間の動きは限られていますが、
自然の動きは無限に変化します。

自然がヒクソンに授けたものは、
まさに無限に変化してやまない自然だけが持つ無上の強さです。


by. 桜井章一氏

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自然と比べ人間の動きが限定的なのは、
人間が考える生き物だからです。

考えは固定観念となり信念となり、
動きはその枠におさめられてしまいます。

そして自然の柔らかさからどんどん離れてしまいます。

人間は柔らかくなることより。
習慣的に硬くなる努力ばかりしているのです。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 私などよりもはるかに偉大な自然という教師にまかせたらいいのではないか ...

融通無碍な自然にかなうわけがありません。

考えることは無条件に大切なことのように思われていますが、
自然の本質を理解するとそんなものはウソだとわかります。

かたくなにひとつの考え方にとらわれていると、
あっという間に現実の変化に足元をすくわれてしまいます。

変化のない固定は死なのです。


by. 桜井章一氏

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つまり、柔らかいということは、
それだけ変化していく可能性があるということです。

同様に人の心も考えも固定してしまってはいけないのです。

個人の個という字は、
人偏に固いと書きますが、
個に閉じて固まった人もまたモロいのです。

固定しないことが変化に間に合い、
運の強さをつくり出します。


by. 桜井章一氏

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不安は心と体が離れすぎると強く起こるからです。

心と体が一体感を持っていれば怖いものはありません。

強さは一体感からきます。
一体感があれば流れを敏感に感じ取れます。

瞬間に的確な判断をして動けます。


by. 桜井章一氏

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■雀鬼流。~桜井章一の極意と心得~ -三五館- 麻雀が弱いのは、心が弱い、心が揺れるせい。感性の悪い人というのは、姿勢の悪い人、バ...

反対に心と体がバラバラで一体感がない時は物事をうまく運べません。

不安が次々と湧いて流れを見失ってしまいます。

一流のスポーツ選手が「心・技・体」の三つを一致させた時は、
とんでもない力を発揮します。

イチローの「心・技・体」が一致しているのはきちんと
「準備、実行、後始末」をしているからです。


by. 桜井章一氏

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心と体にズレがないと、
瞬間の変化に対応出来る。

自分を向上させ前へ動かしてくれるものと思っている信念が実際は足を引っ張るのです。

信念はその程度のものと心得るべきで、
今日持っている信念が明日変わってもなんら問題はないのです。

天気は毎日変わり季節は巡ります。


by. 桜井章一氏

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季節が変わるのはよくて人間の心が変われば不真面目だというのは矛盾しています。

困ったことに信念にとらわれた頑固な人は、
信念を他人にも押しつけるようになります。

信念を持って「人生はこうでなければいけない」
と枠に決めるのではなく、
「遊び感覚」で人生を楽しもうとすることが大切です。

遊び感覚で勉強したら勉強が楽しくなるし、
遊び感覚で仕事をすれば仕事するのが楽しくなります。

ただし遊びの中にも真剣さがあることを忘れてはダメです。

真剣に遊ぶことから意義あるものが生まれるのです。


by. 桜井章一氏

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