感じてすぐに動けるからこそ早いのであり、早さの中に感性が宿るのだ。本当の準備とは、自分をどんな変化にも対応できる状態にしておくことだ

■雀鬼流 無敵の勝負論 -青春出版社-

感じてすぐに動けるからこそ早いのであり、早さの中に感性が宿るのだ。本当の準備とは、自分をどんな変化にも対応できる状態にしておくことだ

勝負をするには感性の豊かさが必要だ。

感性が豊かというのは感じる力が強いということである。

そのためには、はしっこさが必要である。

すばしっこさのない人間やトロい人間には、
どうしても勝負勘や感性が身につきにくい。


by. 桜井章一氏

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感じてすぐに動けるからこそ早いのであり、
早さの中に感性が宿るのだ。

いろいろなことに気づけば勘も磨かれる。

その際に大切なのは、
身の回りから、
小さいことから始めるということだ。

小さなことに気づいてすぐに対処できるからこそ感性が動くのである。


by. 桜井章一氏

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いろんな状況や変化に対しては、
まだ小さい段階、
始まりの段階が大切なのである。

小さなことによく気づく者は、
よくないことの起こりに違和感を感じるようになる。

しかし一方では、
大きなことや大義のためには身近なものや小さなことを犠牲にしてもいいという考えがある。

これは権力者の発想だ。


by. 桜井章一氏

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犯罪と勝負を混同しているわけではないが、
何ごとに対しても初期の段階、
小さな段階で気づき、
違和感を覚えたことにはそこできっちりと適切な対応をしていくことが肝要なのである。

本当の準備とは、
自分をどんな変化にも対応できる状態にしておくことだ。

会場に出向き、
そこに集まった人たちの雰囲気や顔つきを見て、
聴衆は何を求めてやってきた人たちかをまず計り、
その人たちに何を言ったらひっくり返るだろうと考えながらその場で話を始めるのである。

そんな変化やトラブルに臨機応変に対処できる人間になることこそ準備の本質なのだ。


by. 桜井章一氏

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だが雀鬼流の道場には、
刑法的なルールを超えた掟が存在する。

道場を名乗る以上、
そこは人間革命の場である。

雀鬼流の約束事は人間を罰するのではなく、
正していくための決まりとして設けられているのだ。

約束は人間を修理するために置いているのであって、
道徳や修身ともまったく違うものなのだ。


by. 桜井章一氏

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■20年間無敗の雀鬼が明かす 「勝負哲学」 -三笠書房- 調子がいいときにできることを不調のときにもできるようになれば、その人の実力は...

実社会での刑法は、
ものすごく不平等でイカサマだらけな存在である。

そうではなく(がむしゃらに達成する)、
楽しみながら何かを作っていくという気持ちが大切だ。

自分にできるギリギリの線を少し超えたくらいのところを目指すのがいいだろう。

私はそんなギリギリの状態に挑むことが楽しくてたまらない。


by. 桜井章一氏

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勝負では、自分をコントロールしてバランスを保つことが何より大切なのである。

意気込みがない人、
意気地がない人間は勝負には不向きだ。

勝負に臨むにはバランスが取れていなければならない。

いちばんバランスが取れている人間は、
強気と弱気という相反するものを両方自分の中に持っている。


by. 桜井章一氏

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シーソーがあって、一方が強気、
もう一方が弱気の側という感じだ。

常にバランスを保ちながら真ん中に立つように心がける。

固定観念の強い人間は、
どちらかに着地してしまっていて動くことができない状態なのである。

中庸の精神というのだろうか、
勝負にはバランスの取れた状態が必要だ。


by. 桜井章一氏

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強気も弱気も知った上でバランスを保つのがいいのである。

勝負には「準備・実行・後始末」の要素があり、
どれを欠いてもよい戦いはできないものだ。

そして「臨機応変」「適材適所」
の要素も必要になるし、
何よりも柔らかさがなくてはならない。

固い思考や固い動きでは、
勝負には対応できないものなのだ。


by. 桜井章一氏

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弱気が過ぎる人間は、
ものごとを隠そう隠そうとしがちである。

人間が隠しごとをするのは自分に自信がない時だ。

勝負でいい結果を望むなら、
オープンにするくらいの気持ちを持った方がいいのだ。

私の好きなプライドやK-1でも、
一流の選手は試合中に考えることはない。


by. 桜井章一氏

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瞬間に技を決め、
勝負をつけることができるのが一流の証だろう。

弱者には考えが多く入り、
試合を一発で決めることができないからだ。

人間、わかっていることに対してはあれこれ考えたりしないものだ。

勝負でツキに恵まれた状態の時も、
人間は考え込んだりはしていない。


by. 桜井章一氏

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感じたままに、
あるいは何も考えずに勝負できるのが運に恵まれたいい状態なのだ。

鶏が先か卵が先かではないが、
考え込まない人のところにツキが訪れるといってもいいだろう。

考えることによって出てくるものがある。
それは迷いである。

迷っている時ほど、
人間は考えるものだ。


by. 桜井章一氏

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勝てる人間は自分の間合いを作っている。

感覚的にその間合いに身を置き、
そこに相手が入ってきたところを瞬間で仕留めているのである。

彼ら(ミルコ・クロコップ、アントニオ・R・ノゲイラ)
は相手を自分の間合いに引き込み、
基本動作を行うことで倒すことができているのだ。

合理的、合理性とは響きのいい言葉だが、
勝負における合理性は、
狡賢さや計算高さにつながるものである。


by. 桜井章一氏

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合理的思考とやらは計算ずくの業界人間には必要な素養なのだろうが、
本物の勝負とはまったく関係ないものである。

欲とは妄想の世界に属するものだからである。

画家や作家や音楽家など、
創作をする人は常に妄想を膨らませている。

公私は誰の中にもある。
そしてそのバランスをとっていくことが大切だ。


by. 桜井章一氏

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