■雀鬼流 無敵の勝負論 -青春出版社-
そのためには気づいたことをすぐに実行する。早さは強さでもあるのだ。気づきがチャンスであるということに気づけば、人は気づきを大切にするようになる
そしてこの世の中では、
頭でわかればできることに長けた人が上に行く仕組みになっている。
もちろん権力を維持するには頭以外の要素も必要だ。
世界でいちばん大きな権力を持つアメリカは、
世界でいちばん強力な軍隊を持っている。
権力者というのはお化けというのか怪物というのか、
本当に恐ろしい人間なのである。
by. 桜井章一氏
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今の政治経済が正しいものならば、
その考え方を取り入れることも正しいのだろうが、
実態は述べてきた通りとてつもなく怖くて悪いものである。
だから私は政治経済には近づかない。
権力には近寄らないのだ。
できない人間が権力を持つから怖いことになっていくのだ。
彼らは頭を使って自分たちが楽できる仕組みを考える怠け者である。
by. 桜井章一氏
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ピラミッドを作る時に自分が先頭に立って山に登って切り出した石を担いだ王様や貴族など決していないのだ。
人間の心が壊れて病気になるのに、
夢とか希望とか期待が原因となることは意外と多いのである。
期待が大きすぎると、
それが外れたショックで人間が歪んでしまうこともある。
上の方から、
夢は大きく持ちなさい、
いつか叶うよという甘言がささやき続けられ、
人は叶わないものを追い続け、
奴隷のように働いて死んでいく。
by. 桜井章一氏
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希望と絶望は表裏一体なのである。
人がチャンスをつかむために必要なのは、
途方もない夢を追ったり叶わぬ希望を抱き続けたりするのではなく、
身近なことに気づくことである。
届かないものばかり見ている人間はチャンスを見落としがちだ。
またみなさんが思っているようなチャンス、
幸運が向こうから舞い込んでいくるようなことはそうそうあるものではない。
by. 桜井章一氏
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実は身近な気づきがチャンスにつながるものなのだ。
そのためには気づいたことをすぐに実行する。
そのことがチャンスになっていくのである。
気づきは日常生活の基本の中にある。
努力をすればいいというものではない、
欲望を満たすためだけの努力では、
人間が邪悪になってしまうだけなのだ。
by. 桜井章一氏
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雀鬼流麻雀は瞬間瞬間の気づきが大切な麻雀である。
損得ではなく納得を求めるからこそスピードを重んじ、
無駄な思考や悪い計算が入り込まないように指導している。
早さは強さでもあるのだ。
速攻勝負で決めていく勝負。
するべきことを明日に回そう、
明後日片づけようではなく、
気づいたらすぐにやってしまうという感覚。
by. 桜井章一氏
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それが間に合うことにも通じているのである。
気づきがチャンスであるということに気づけば、
人は気づきを大切にするようになる。
そこに活性化が起こる。
活性化した勝負に強さが生まれるのは当然のことである。
by. 桜井章一氏
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日常生活でも不安が起きたり恐怖心が湧いたりすれば、
ものごとは悪い方向に広がっていくものだ。
悪いことや苦しみが与えられると、
人間は不安になるし恐怖心が起こる。
そんな心理状態になれば、
人間は深く考え込む。
悩んでいる状態といってもいい。
by. 桜井章一氏
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怖いから動きが止まるのだ。
不安だから考え込むのだ。
では不安と恐怖を取り除くにはどうしたらいいか。
迷いをなくせばいいのである。
そして人は立ち止まった時に迷いが生じるのだから、
立ち止まらなければ悩むことはない。
つまり早く動けばいいということになる。
by. 桜井章一氏
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早く打てば不安がなくなる、
不安がなくなれば勝負ができる。
勝負ができる人間には強さが宿っていく。
瞬間を大切にし、
瞬間の中に気づきを入れていくことで、
勝負の本質に近づくことができるようになるのだ。
もちろん考えていたのでは間に合わない。
by. 桜井章一氏
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感じる、気づくことを意識し迷いを捨てれば1秒の原則で打つことができるようになる。
親には心配をかけたかもしれないが、
私は感じることを失わず、
考えないほうがいいという自分の感性に従ったおかげで今の自分があるのだと思う。
感じる力が強くなれば、
勝負には欠くことのできない予測や予感の力も強くなってくるものだ。
勝負においては、
これから起こることをあらかじめ知っておく力は必要不可欠なものである。
by. 桜井章一氏
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私にとっては、
いい勝負のできる相手は敵ではなく仲間である。
本当に打てる人間と打つ麻雀には信頼感がある。
信頼できるアガリと振り込みをしてくれるからだ。
そこには勝ち負けを超えた納得感がある。
選抜リーグの厳しい相手と打つ方が、
勝っても負けても納得できるからなのだ。
by. 桜井章一氏
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勝たなければ意味がないといおう考えが、
巷の多数派の勝負観であることは私もよく知っている。
実際は話が逆で、
素晴らしい勝負を生み出した結果、
よい勝者とよい敗者が現れることになるのが本当なのだ。
勝利という結果にしか意味を見い出せない勝負は偽物である。
道場生たちは麻雀を通じて心構えを磨き人間を修正しているが、
雀鬼流麻雀は思想でも哲学でも宗教でもない。
by. 桜井章一氏
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基本動作は大切である。
だが基本動作にとらわれている人間は負である。
リズムが形になって見えるようではリズムではないし、
力も表に出てしまっているうちは本当の力ではないのだ。
基本動作を指導するのはその人間に早さと柔らかさを身につけさせるためである。
本当の基本が身につかなければ本当に自由な打ち方や本当の個性は生まれないものである。
by. 桜井章一氏
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