まともな人間は、◯でも☓でもない、黒でも白でもない、理屈では割り切れない、言葉では説明のつかない、そういう世界を大切にすべきです

■ツキの正体 ~運を引き寄せる技術~ -幻冬舎-

まともな人間は、◯でも☓でもない、黒でも白でもない、理屈では割り切れない、言葉では説明のつかない、そういう世界を大切にすべきです

とりわけ、最近の若者の特徴として、
鬱の傾向や分裂の傾向が強いため、
安心できる場所で素の自分を開放し、
内にこもっているエネルギーを発散するのは重要です。

今の若者たちは、
休火山です。

どろどろしたマグマを吹き出すことができず、
自分の中に莫大なエネルギーが眠っていることさえ気づかずに、
平衡感覚を失っています。

仲間を作ることです。


by. 桜井章一氏

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噴火口をこじ開けてくれる仲間を。
マグマを爆発させても許してくれる仲間を。

心にゆとりが生まれて、
自分のことも仲間のことも、
世の中のことも、
よく見えるようになってきます。

仲間は、
いろいろなことに気づかせてくれます。

気づけば、気遣いが生まれ、
あらゆる局面で「間に合う人」になっていきます。

間に合うことが、
ツキを呼ぶことにつながるのは、
これまでに何度も記してきた通りです。

友達と仲間の違いがわかりますか?


by. 桜井章一氏

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友達というのは、要するに、
仲のいい相手のことでしょう。

何となくウマが合うとか、
一緒にいて楽しいとか、
価値観が似ているとか、
お互いに扱いやすい関係。

だから、数が限られてくる。

親友となれば、
その中でさらに意気投合できる相手なので、
1人か2人しかいない。


by. 桜井章一氏

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それで、
何かの拍子に噛み合いがおかしくなると、
今度は一転、
密な関係が息苦しくなってしまう。

期待はずれの対応を受ければ、
裏切られたような気持ちになって、
憎んだり苦しんだりする。

仲間は違います。

共有する何かの軸があり、
その周りに集まって手をつないでいるだけの関係だからです。


by. 桜井章一氏

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雀鬼会でいえば、麻雀が軸です。

これに加えて、
「格闘技」という軸や、
「自然の中での遊び」という軸もあるため、
さらに仲間の数は増えるのです。

いわれのない逆風を受けながらも、
前向きに明るく努力している人を見ると、
私の中のシンパシーが芽生えるのです。

というわけで、
仲間がどんどん増えていきますが、
仲間のいいところは、
1対1ではつき合いきれないヤツとでも手をつなぎ合えるという点だと思う。


by. 桜井章一氏

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お互いがどれだけ努力しても、
二人の間には壁ができてしまう。

ところが、
いつも道場にいる20人なり30人の一人として手をつなぐのであれば、
私と彼は何の問題もなく「仲間」になれる。

そして、その中でお互いに認め合い、
けなし合い、
助け合いながら、
楽しく時間を共有していけばいい。

仲間という関係性には、
こうしたダイナミズムがあります。


by. 桜井章一氏

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オレたちは親友だ、
などと肩を組んでベタベタしていると、
1対1の親密な関係性に囚われて、
ゆとりがなくなり、
お互いに基準を押しつけ合うようになりがちですが、
仲間という関係は、
もっと自由で、
変化に富み、
循環している。

おおらかにぶつかり合い、
柔らかく包み合う、
ナマの人間関係の機微をたっぷり経験することで、
必ず人の器量はひと回りもふた回りも大きくなっていきます。

器が大きくなれば、
大きくなった分、
ツキも流れ込んでくるものなのです。

仲間がいて、
楽しい空気が流れて、
温かい時間を共有する。


by. 桜井章一氏

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そこに良否や是非はない。
善悪も能力も関係ない。

手をつないだ以上は、
どんな存在の者も必要なのです。

直る直らないはどうでもいいのです。

直そうと思うのなら直せばいいし、
直らないというのであればそれも仕方ない。


by. 桜井章一氏

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彼を通じて、
他のみんなが何かを学べばいい、
という関係性もあるということです。

そして、どんな存在であれ、
仲間である限りは、
善悪や良否を超えて、
存在を認め合うことの楽しさを知るでしょう。

誰だって、
程度の差こそあれ、
善の部分があり悪の部分がある。

素晴らしいところもあれば、
ダメなところもある。


by. 桜井章一氏

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そのことから逃げないで、
受け入れ、
そのことを楽しむのです。

人間がなんと複雑であるかを知り、
どんなに矛盾した存在であるかを知って、
それを楽しめばいい。

物事は、◯か☓か、
黒か白かできっぱり仕分けできるものではありません。

まともな人間は、
◯でも☓でもない、
黒でも白でもない、
理屈では割り切れない、
言葉では説明のつかない、
そういう世界を大切にすべきです。


by. 桜井章一氏

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そうやって感性を磨いているうちに、
複雑な場の流れが読めるようになり、
理屈を超えたツキの流れをつかまえる力がついてくる。

ふだん単純なことばかりしている人間が、
いざというとき、
複雑なことをしようとしたって、
それは無理というものです。

日頃から複雑な状況に身を置き、
複雑さを楽しむクセをつけるには、
雑多な仲間の中でもまれることは大変有効なのです。

「自分がこれまで身にまとってきたすべてを捨ててフルチンになる」という、
雀鬼会唯一の会員資格を満たす人間になるためなのです。


by. 桜井章一氏

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「なんだ、裸になれば楽になるんだ。
自分を捨てて心を開くって、
楽しいことなんだ」
と気づくからです。

私は、道場生それぞれの悪い部分、
本人が気にしている部分を、
必ずみんなの前で公表することにしています。

何でもいいからマイナスの部分をおおっぴらにしてあげる。

それでもかまわずに、
みんなでその子の弱点を言い続ける。


by. 桜井章一氏

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すると、そのうちに、
本人に開き直りが出てきて、
弱点をユーモアに変えていきます。

楽になったのです。
裸になれた。

うじうじと気にして隠していたのでは、
よけいにコンプレックスが強くなっていくのです。

いいことは自慢するけど、
都合の悪いことは隠そうとする、
そういう発想では、
いつまでたっても、
心が強くなりません。


by. 桜井章一氏

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揺れない心なんて望めない。
悪いことほどオープンにするのです。

心を開いて、裸になって、
自分のダメな部分をさらけ出していく。

ダメな自分を「ダメでもいいんだ」と心から認めてあげる。

それができれば、
怖いものなんてなくなります。

不安がなくなっていきます。


by. 桜井章一氏

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