■雀鬼流・人生道場 「強さの奥義」 -青春出版社-
「強くなければ会長ではない」「楽しくなければ会長ではない」。物事を正しく見る目とは距離感です。つながっているからこそ、いまを大切にしなければ、未来に禍根を残すことになる
私の主宰する道場には
「強くなければ会長ではない」
と張り紙がしてある。
それともう一つ
「楽しくなければ会長ではない」
とも書いてある。
イタズラは、損得じゃないんです。
生きることの喜びですよ、
得をするからあの人とつき合う、
損するからあの人とはつき合わないとか考える人間は、
大臣か博士にでもなってくれということです。
by. 桜井章一氏
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過去のことは善きにつけ悪しきにつけ、
あなた自身の思い込みにすぎないのですから。
富士山という日本一の山がありますね。
高さも美しさも群を抜いていると言われています。
でも富士は遠くから眺めるととても美しいのですが、
実際に近づけば近づくほど樹木はなくなり、
ハゲ山になっていくことがわかる。
by. 桜井章一氏
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そればかりか登山家が捨てたゴミの山にもなっている。
昔の彼女は遠い過去の人であり、
富士と同様遠くから眺めているようなものです。
だからこそ美しいように見える。
これが思い込みなんです。
遠くから見る富士山よりは美しくはないかもしれませんが、
そこそこ美しい自然の木々に囲まれて生きていらっしゃる。
by. 桜井章一氏
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それで十分じゃありませんか。
物事を正しく見る目とは距離感です。
ちょうどいい距離というものがあるはずです。
いまのあなたにとって大事なことは過去の思い出の中に存在する女性と、
いま現実につき合っている女性と比べてはならないということです。
比べる行為は現実の彼女から心が離れ、
架空の入り込んでいることになります。
by. 桜井章一氏
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妄想にとりこまれ、
現実が見えなくなっているのがいまのあなたですよ。
過去の記憶のなかに可愛い女性がいた、
と考えるだけでいいじゃありませんか。
いまの彼女とどうしようかなと迷っているのはおかしいですよ。
過去、現在、未来はすべてつながっていると思います。
by. 桜井章一氏
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つながっているからこそ、
いまを大切にしなければ、
未来に禍根を残すことになる。
だから私はいつも、
いまを大切にしろと言っています。
「瞬間こそ愛」という言葉がそれですが、
いまを大切にできない人間は、
結局は愛することも、
愛されることもできない人間ではないかと思いますよ。
by. 桜井章一氏
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金を貸すにしたって、
ただで金を貸しているのかい。
元を取ろうとしているんじゃねえのか。
女の子に金を貸し、
その裏には女に少しでも好かれよう、
気にいられよう、
強い人ぶりたい、その上、
欲望まで満足できればしめたもの、
という思いで金を貸しているんじゃねえかい。
競馬なら時には勝てることもあるだろうが、
あんたよりウワテな人間が相手じゃ、
いつになっても勝ち目はない。
by. 桜井章一氏
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負けぐせを作っているのは自分だぜ。
欲が深いくせに人の好いふりをしてる。
男にしろ女にしろ、
人間関係はそんなに甘いもんじゃない。
逆に厳しいんだよ。
そんな甘い(優しい)関係での賃借は、
たとえ金だけでなく、
思いやりや親切、優しさ、愛の形、
すべてニセモ物になっちまうぜ。
by. 桜井章一氏
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とくにあんたが欲をかいているかぎり、
どんな行為もニセ物ってことだよ。
男を維持するには、厳しさ、
激しさを自ら求めることが必要だってことよ。
こいつは人が好いように見せているだけで、
やっていることは欲が深いだろう。
これを邪悪ってんだよ。
by. 桜井章一氏
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ワルってのはワルなりにルールを持っているだろう。
違うからこそ面白いし、
それが個性でしょう。
君がお姉さんのことを恥ずかしく思う気持ちがあるのなら、
君は逆に立派な男になったらどうですか。
そして、お姉さんにとって君は自慢の弟、
誇りになるほどの弟になってはいかがでしょうか。
by. 桜井章一氏
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私から見ればよくない人間の言動を見ることが勉強になるんですよ、
ということ。
そういう子を見ると、
どうしてこうなるのだろうと思うんです。
それが勉強になる。
目の前の生きた教材があるということです。
だから悪い奴だからといって簡単に切り捨てたりしてはいけない。
by. 桜井章一氏
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これが本当の意味での必要悪という存在です。
反面教師になれることが必要悪なんです。
好かれたいという気持ちが強くて、
それが逆に弱みになってる。
親や友達にだって好かれたい気持ちが強すぎると、
親の言いなりになるし、
友達にも馬鹿にされるだろう。
で、試合に負けた女の子はメソメソ泣いて、
「優しいあんたはどこへいったの?
心変わりしたんでしょう」
なんてことを言い始めるわけだ。
by. 桜井章一氏
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心変わりじゃねえんだ、
最初から男と女はそういう試合をやっていたってことさ。
私は麻雀の勝負師だから言うけど、
男と女の関係も一種の勝負だってことよ。
勝負に「迷い」と「弱気」は負けのもとなんだぜ。
相撲だって相手の言いなりの組み方で勝つってのは相当の実力差がなければならない。
by. 桜井章一氏
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いわゆる横綱相撲だよ。
最初から強い男なんて、
そうはいないんだからさ、
得意技を一つ持てってこと。
自分の得意パターン、
たとえば酒に詳しいとか、
遊び場所を知ってるとか、
スポーツが好きとかさ。
自分のパターンにもちこむんだよ。
by. 桜井章一氏
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あんたの得意ワザが優しさだったら、
その優しさを磨き、
強さをもった本物の優しさで勝負してまず一勝しろよ。
全勝することはないよ。
そんな勝ち続けはかえって虚しい。
八勝七敗でいい。
強い男になることが、
女を幸せにもするし、
子どもたちも救われるんだからさ、
頑張れよな。
by. 桜井章一氏
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