■桜井章一の「ぶれない生き方」 -PHP研究所-
強い人というのは、無理を超えたところで何かができ、それを楽しめる人です。無理だと思うポイントを通り越したところに勝負どころがあるということに、気づかなければなりません
相手のためにいいゲームをつくるんだという意識が必要です。
そして、それは自分のためにもなります。
それと同じように、
蒔いた種は育って返ってくるのです。
面倒臭いことから逃げている。
by. 桜井章一氏
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でも、人間は動物です。
動物とは動くものなのです。
「かかわり」とは、直接触れ合うこと。
触れ合っていれば、淋しさは薄まります。
子どもが母親に抱っこされると安心するということと同じです。
by. 桜井章一氏
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それは大人になっても変わりません。
触れることで、その人の弱さやもろさ、
元気かどうかもわかってくるのです。
動いて、触れ合うものなのです。
雀鬼会では、ものごとを直接的に教えることはありません。
by. 桜井章一氏
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間接的に、外堀から埋めていってあげるような教え方をします。
その少年がウソをついたことで罰を受ける話をつくって、
話してあげます。
そうすると、「ああ、ウソっていけないことなんだ」
と自分で気づくのです。
世間では、言葉で直接教えたほうが早くて効果があると思われています。
by. 桜井章一氏
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でも、間接的に教えたほうがずっとうまくいくのです。
言葉だけで教えても、
その人のためになりません。
黙って見守り、
失敗しながら学ばせ、
体得させるしかない。
マタギの先輩たちは、
厳しい自然の中で生き残るためのノウハウを、
決して言葉では伝えません。
by. 桜井章一氏
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言葉では、黒なら黒、白なら白と、
一度に一つのことしか言い表すことができません。
しかし、感覚では、
一度にたくさんのことを絵のように感じることができます。
空間を感じるようになるのです。
麻雀でも、まず知識から、必勝法から、
というパターンに陥っている人が多いようですが、
まず頭で理解してからというやり方では、
真の強者が育まれることなど、
永久にありません。
by. 桜井章一氏
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自分の身体と心を磨くことで、
知識やパターンの枠にとらわれない力が、
はじめて身につくのです。
しかし、本当に大切なのは、
多種多様な情報から、
いま自分に必要な情報だけを、
瞬時に選び抜けるようになることなのです。
私は、たくさんの情報を、
まず半分にしてしまいます。
それをさらに半分に半分にと、
どんどん小さくして、
一つに的を絞る。
by. 桜井章一氏
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そういう整理の仕方をしています。
でも、一つならできるかもしれない、
という気になる。
たくさんあったら迷うものでも、
一つなら迷わない。
シンプルなほうが、
すぐに行動に結びつくのです。
by. 桜井章一氏
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それはすなわち、やるべきことができるということです。
それなのに、世間の人は、
情報は多ければ多いほどいいと思い込み、
せっかく得た知識や情報だからと捨てられないでいます。
必要なものは吸収して、残りは排出する。
それと同じことです。
情報が入ってきたら、まず半分に。
そしてシンプルに小さくしてしまう。
by. 桜井章一氏
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こういうことを瞬時にできるようになることです。
非常識より常識があったほうがいいし、
無知より知識を持っているほうがいい。
けれども、常識にはワクがあって、
常識にとらわれていると、
その常識のワクの中でしか勝てないのです。
しかし、そこに(常識や定石)どうしても人間の欲が入り込んできて、
悪い知恵に変貌してしまうのです。
by. 桜井章一氏
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常識が正しいとか間違っているとかいうことが問題なのではなく、
常識は人間が弱いがゆえに、
誘惑になるのです。
常識で考えたら、
怪我を言い訳にするのは楽ですし、
普通はそこに甘えてしまいます。
しかし、私は逆に、
「やってやろうじゃないか」
という気になってくるのです。
強い人というのは、
無理を超えたところで何かができ、
それを楽しめる人です。
by. 桜井章一氏
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走る辛さを超えたところで、
人はハイになれる。
普通の人というのは、
常識では無理と思うところであっさり負けてしまう人なのです。
自分の限界を設定するからいけない。
無理という壁を乗り越えなければ、
「楽」は味わえないし、
「強さ」は獲得できない。
by. 桜井章一氏
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無理だと思うポイントを通り越したところに勝負どころがあるということに、
気づかなければなりません。
そのためには、安定に価値を置く、
安定だけを求める心を自ら否定し、
不安定なことやつらいこと、
苦難から逃げる気持ちを、
払拭しなければならないのです。
麻雀というゲームは、
苦難だらけのゲームです。
その苦難を避けるのではなく、
いろんなトラブルを乗り越えながら戦っていく。
by. 桜井章一氏
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苦難から逃げまわって、
勝てるゲームや勝負事なんてありません。
これ(リーチ)もつらいトラブルですが、
逆にチャンスでもあります。
相手のリーチというのは、
武道でいえば「突き」
などの攻撃にあたります。
その場合、こちらは、
相手の力を利用して、
さらそれ以上の技で応戦しなければいけません。
by. 桜井章一氏
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