人は、学び、知識を得ることで、正しいほうへいくとは限りません。本当は、人間というのは無意識の部分で動き、生きているのです。それに負けるか負けないか、それに気づくか気づかないかです

■桜井章一の「ぶれない生き方」 -PHP研究所-

人は、学び、知識を得ることで、正しいほうへいくとは限りません。本当は、人間というのは無意識の部分で動き、生きているのです。それに負けるか負けないか、それに気づくか気づかないかです

人は、学び、知識を得ることで、
正しいほうへいくとは限りません。

知恵になっていない知識が頭に入り込んできたり、
あるいは知識だけを磨こうとすると、
どうしても間違った方向へいってしまうことがあるのです。

大人のほうが知識をたくさん持っている、
経験も積んでいるのです。

子どもは、いたって純粋な存在です。


by. 桜井章一氏

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その子どもが大人になるに従い、
情報やいろんな知識を得ることで、
間違えた人間になるケースが多い。

自分のやっていることが、
指導方法が正しいかどうかということを、
いつも意識しながら指導していかないと、
単なる押しつけに、
権力にものをいわせた導き方になってしまう。

とくに、教えられている側がそれを正しいと思っているかどうかのチェックが大事です。

権力の力で、教え、導いてしまうと、
間違いが起こってしまう。


by. 桜井章一氏

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教えられている側も、
押しつけられているという思いのまま、
納得しないままで過ごしてしまう。

本当は、教えられる側が
「教えていただきたい」
という気持ちになれるのが、
一番いいのです。

だから、自分が学んだものを、
他人に与えるということは、
とても難しいことなのです。

教える側に相当な能力と見極めのがあり、
かつ、きちんと教える側に主体性が確立されていないと、
大変なことになってしまいます。


by. 桜井章一氏

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本物はなかなか通りにくいということです。

お金になればいい、
売れればいい、
というところがほとんどではないですか。

権力者であるマスコミが利益重視であっては、
二重の罪となるのです。

私の少年時代のもろもろの経験が、
後の麻雀プロとしての私の原点です。


by. 桜井章一氏

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たいていの人は、
意識的に自由に生きていると思っています。

また、大人になってから学んで得たもので、
もっとよくなろうとか、
なんとかしたいと思っています。

しかし、根っこは無意識の部分です。

本当は、人間というのは無意識の部分で動き、
生きているのです。


by. 桜井章一氏

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そして、子どものときに与えられたものや植えつけられたものが、
無意識の領域に入っています。

それは、コンプレックスだったり、
恨みや憎しみであるかもしれません。

大人になってもそれを隠したり、
ごまかしたりしながら、
子どもの頃に培ったもの、
植えつけられたものに突き動かされて生きているのが現実であり、
大人なのです。

そうすると、子ども時代の経験、
つまり、身体で覚えたものが、
どれくら大切かということになります。


by. 桜井章一氏

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「三つ子の魂百まで」
という言葉があるくらいです。

喜びや感動、傷ついた経験などは、
すべて腹の中に、
無意識の領域に入っています。

私たちは、子どもの頃に、
思考パターン、行動パターンというものができあがってしまっています。

この子どもの頃に植えつけられた思考や行動のパターンがテープレコーダーに録音されていて、
そのテープが私たちの身体の中でグルグルまわりつづけているにすぎないのです。


by. 桜井章一氏

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中身は小さい頃に与えられたテープのままで、
形が大人であるというだけです。

大人になってから学んだことが、
私たちの人生に与える影響なんて、
身体の中でまわっているテープレコーダーの影響力に比べたら、
たいしたことはありません。

子どもの頃に親や環境から与えられた情報によって成りたったテープをプッツリ切るか、
修正をしないと、
それこそいつまでたっても変わらない。

劣等感を持っていたり、
羞恥心を持っていたり、
欲張りだったりしてしまう。


by. 桜井章一氏

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自分でテープを切る、
また自分で改良することが、
自分の考え方や生き方を根本的に変えることになります。

無意識を意識化するということです。

真剣に見ようとすれば、
植えつけられたものが見えてきます。

心の傷がない人など一人もいません。


by. 桜井章一氏

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逆に、免疫性みたいなものを、
だれも与えられているのです。

それに負けるか負けないか、
それに気づくか気づかないかです。

そうした事実に気づかない大人の思考や行動パターンは、
いつまでも子どもの頃のままで、
身体だけが大人ということです。

そういう無意識の部分に気づくようになると、
肉眼では見えないものが見えるようになったり、
信じられないほどの力が発揮できたりします。


by. 桜井章一氏

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私が麻雀の試合の一、二局だけ見て、
その後の経過はもちろん、
結果まで言い当たることができるのも、
麻雀を打っている本人でさえ気づかない無意識の部分を見ることが可能だからです。

無意識の状態に本質はあります。

とはいえ、ただ見ているだけではなく、
そこに入り込んで見なければ、
無意識の部分は見えてこないのです。

強いということは、どういうことか。


by. 桜井章一氏

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それは、情けないことがあってはいけない、
卑怯なことをしてはいけないということです。

悪、暴力、権力、
お金に屈するということはできないわけです。

私は、情けないことが嫌いでしたから、
自然に強さを身につけてきました。

死ぬかもしれず、
ケガをするかもしれない。


by. 桜井章一氏

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でも、戦うなければならない。

そんなときにも、
情けない姿は見せられないのです。

逃げてはいけないのです。

この番長たちをやっつけなければ、
私は彼らの顔を見たら、
こそこそ逃げまわらなくてはいけない。


by. 桜井章一氏

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そこで、
(よけて通らなきゃいけない人間になってしまうなあ)
と気づいたのです。

子どもが自分の父親に対して反発したり、
反抗したり、馬鹿にしたりするのは、
親父が口ばかりだからです。

口だけ達者で、都合が悪くなると
「大人の世界だから、しょうがないんだよ」
などと言う。

世間でいじめられたり、
疲れて帰ってきて、
「お前たちを食わせるためだよ」
とか言いながら、
酒を飲んで憂さを晴らす。

子どもたちには、それが情けないのです。


by. 桜井章一氏

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