■麻雀に愛される 「感性」の法則 ~雀鬼流麻雀道場 上巻~ -竹書房-
麻雀の基本は、多い色を集めることである。鬼門牌の動向に意識を置け。ドラの変化と、場の支配色を見落とすな。待ちの良し悪しで状態を計れ
麻雀の基本は、
多い色を集めることである。
一色手はもちろんそうだが、
手牌にマン・ピン・ソーの三色があって、
メンツをどれか嫌わなければいけない場面では、
最も少ない色を払って手牌を二色に持っていく。
これがいずれ三色→二色→一色手という型に繋がっていく。
麻雀は、自力と他力の両方を使えるのがベストである。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
当然、基本は自力(ツモ)なので、
ロン和了りに期待するという意味ではない。
鳴きは、他人の力をお借りする、
という感覚であって、
意識の持ち方は無論、
自力本願でなければならない。
親C 配牌
七萬、一筒、四筒、七筒、三索、四索、六索、七索、八索、九索、南牌、南牌、南牌、發牌
今回はドラに変化があるよね。
ドラがここまでマンズ、マンズで来てたろ。
それがソーズになって変化が出てきた。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
そうすると、ドラもあってソーズの多いCが、
この局もいい具合に来てる。
そういう意味じゃ、ここが伸びるよね。
いろんな意味で。
南家D 配牌
一萬、四萬、伍萬、伍萬、八萬、九萬、二筒、五筒、五筒、九筒、五索、東牌、中牌
この孤立したドラ色の 五索 が気になるね。
Dは、前局の 五索 がカラテンだったじゃん。
開けてみりゃカラテン(五索 は4枚とも使われていた)。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
てめえから見りゃいい待ち。
そこがちょっとひっかかるね。
そういう面で見ていくと、
ソーズのアヤが見え始めた。
さっきまではマンコロで、
ずっとアヤが来てたじゃん。
ドラも和了りもマンコロっていう。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
だから、今回はソーズで動く可能性が一番強い。
またマンコロが浮き上がってくる可能性は強いけど、
この局はちょっと消えて見えるね、
今のところ。
そういう意味でもCはいいよね。
ソーズにまた、
手牌のアヤが合っちゃってるから。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
北家B 配牌
二萬、四萬、七萬、八萬、二筒、赤 五筒、七筒、四索、五索、九索、南牌、白牌、中牌
前局、Bはピンフばっかり狙ってたから、
この方にはよろしいんじゃないですか。
で、配牌の形から見ると、
Bはまったく問題ない。
メンタンピン三色というね。
でも、1、2局目までは、
配牌の一番良かったヤツがダメだったじゃん。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
(ドラを一番持っている人間が、和了れてない)
っていうことは、
Bが振り込みとか、
Dがさっきのソーズで失敗して振り込みが起こるとか。
でも、それはソーズで和了りが起こった場合だよ。
あと、前局はBは鳴けばどうにかなった手だったよね。
だから、Bの手も面前で全部は伸びないだろうけど、
1個鳴いたらどうにかなるって形が見えないかな。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
例えば、カン 六筒 鳴いて和了れるとかさ。
Cだったら、
例えば ペン 七索 鳴いていくとか。
鬼門のところを鳴いた人間が、
どうにか和了れるようなね。
南家D 1巡目
一萬、四萬、伍萬、伍萬、八萬、九萬、二筒、五筒、五筒、九筒、五索、東牌、中牌
ツモ 二筒
これ 一萬 でいいでしょう。
ドラがマンズからソーズに変わってるからね。
(九筒 残し)
さっきの 九筒 のアヤから行けばね。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
南家B 3巡目
二萬、四萬、七萬、七萬、八萬、二筒、赤 五筒、七筒、四索、五索、南牌、白牌、中牌
ツモ 六筒
こういう時は、
ピンフ形を狙ってるから、
白牌、中牌 から切るよね。
手順から行くと。
南牌 はアタマになってもピンフになるけど、
白牌、中牌 はむしろ重ならない方がいいからね。
西家A 6巡目
一萬、一萬、三萬、四筒、五索、六索、七索、九索、東牌、白牌、發牌、發牌、中牌
ツモ 三筒
これは 九索 でもいいし、
三萬 でもいいよね。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
南家D 10巡目
四萬、伍萬、伍萬、六萬、八萬、二筒、二筒、二筒、五筒、五筒、五索、七索、東牌
ツモ切り 八筒
(トイツでツモが来てる時は、
二筒、二筒、二筒、五筒、五筒 ってあったら、
スジの 八筒 持ってくるのは、
雀鬼流では常識でしょう。)
トイツ場の対応を忘れてるね。
北家B 10巡目
二萬、四萬、七萬、七萬、八萬、八萬、赤 五筒、六筒、七筒、二索、三索、四索、五索
ツモ 二萬
これ 二索 切りだよね。
一番手が広いし、八萬 が活きてる。
六萬、九萬 リーチの方は嫌だけどね。
北家B 12巡目
二萬、二萬、四萬、赤 五筒、六筒、七筒、二索、三索、四索、五索
ツモ 二萬
ポン 八萬、八萬、八萬
これは 二索 切りだよね。
下家のCがソーズ色に染めている捨て牌だから、
二索 やっぱ払うでしょ。
下家に 二索 を勝負に行って、
マンズで和了り切らなきゃね。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
南家D 13巡目
四萬、伍萬、伍萬、六萬、二筒、二筒、二筒、五筒、五筒、赤 五筒、六筒、五索、七索
ツモ 九筒
打 九筒
(九筒 が河に3枚)
九筒 のアヤが残ってたね、やっぱり。
親C 15巡目
二索、三索、四索、五索、六索、七索、七索、八索、九索、南牌、南牌、南牌、發牌
ツモ 六索
打 發牌
これダマテンはしょうがないよね。
一通まであるし。
一索 鳴いて 南牌 切ってもいいよ。
親C 16巡目
二索、三索、四索、五索、六索、六索、七索、七索、八索、九索、南牌、南牌、南牌
ツモ 三索
七索 切ると、一索、四索 待ちだよ。
一索、四索 だよなぁ。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
(三索 ツモ切り)
どっちにしても、勝負は 二索 で決まりそうだな。
北家B
二萬、二萬、二萬、赤 五筒、六筒、七筒、二索、三索、四索、五索
ロン 二索
ポン 八萬、八萬、八萬
マンズが安い場だったから、
マンズ拾っていかなきゃいけないのにな。
鬼門牌の動向に意識を置け。
前局、もしも鳴いてたなら和了りがあったという場合、
その次局、面前ではなく、
鬼門の牌を一つ鳴いた誰かが和了りに結び付く、
という可能性あり。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
ドラの変化と、
場の支配色を見落とすな。
ドラがマンズ、マンズと続いた後、
ソーズになった場合、
これは一つの変わり目である。
何らかの変化が場に表れる可能性が高い。
さらに前局の和了りもマンズと、
場全体でもマンズの支配が強い場合、
ドラがソーズに変わったその局は、
ドラ色のソーズで場が動く可能性が最も強い。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆
待ちの良し悪しで状態を計れ。
自分の目から見た良い待ちだが、
フタを開けてみればカラテン、
というのは状態が良くない。
それは次局に影響する可能性が高いので、
注意と修正の意識を忘れてはならない。
by. 桜井章一氏
☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆