■「育てない」から上手くいく -講談社-
だから世の中を渡るには、世間の常識や善いとされる価値観を疑うくらいでちょうどいい。俺は「ドラは恋人」って教えてるでしょ
しかし、私の感覚では、
その手の「楽」には危うさを感じます。
「社会の価値観に頼り切っているとき、
それがもし正しくなくて梯子を外されたらどうするんだい?」
という思いがあるのです。
だから世の中を渡るには、
世間の常識や善いとされる価値観を疑うくらいでちょうどいい。
そういう人間のつくったこの社会というものを疑いの目で見れば、
案外、世の中の考えはいい加減なものだということがわかってきます。
by. 桜井章一氏
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教育というものにもどこか疑心暗鬼の感覚で接することが大事なのです。
by. 桜井章一氏
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■雀鬼・桜井章一の究極奥義 無敗の手順 -竹書房-
スピード事故っていったって、
大きな和了りが出るような流れじゃないから、
被害は小さいだろうし、
もし仮に満貫を和了られても、
天運で手に入れた保険みたいな点棒があるわけだから…。
今までの和了りが天運だけだったもんだから、
なかなか地運が入り込めないって状態だよ。
悪いけど天運で勝つなんてのはウンザリだよ(笑)。
イーペーコーに限らず、
型で和了れればそれは地運につながっていく。
by. 桜井章一氏
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村瀬は親だから 東牌 は自風でしょ。
それを第二打から切ってくるってことは、
当然手は整ってる。
さっき言った「早いヤツ」
は村瀬だってことが、
この 東牌 に表れてるわけだよ。
面前で早い「リーチ」と来るか、
あるいは鳴きタンか…。
by. 桜井章一氏
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飜牌の対子が他にあれば 東牌 をこんなに早くは切ってこないだろうから、
字牌を気にする必要はもうないね…。
手牌 二萬、二萬、三萬、六萬、七萬、二筒、七筒、六索、六索、七索、八索、八索、發牌
ツモ 九索
打 發牌
ドラ 九萬
勿論そんな手(678の三色)が和了れれば一番いいけど、
ここではスピードの方が優先順位が高い。
だってしばらく何にも和了ってないんだから、
まずはバットにかすらせなきゃ…。
そうすればその内、
芯に当たってくるようになるんだよ。
by. 桜井章一氏
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いきなり三色のクリーンヒットを狙って大振りするんじゃなく、
まずはバットを短く持って当てに行ってるってとこだよ。
で、2巡目の時点で村瀬が 東牌、
俺が 發牌 を切ってるってところにスピードとタンヤオの同時性が表れてるよね、
2人の間に…。
次巡も村瀬は 發牌 切りと、
字牌を払いに来てるんだから、
完全に俺と似たような状況にあるんだろうね…。
手牌 二萬、二萬、三萬、六萬、七萬、二筒、七筒、六索、六索、七索、八索、八索、發牌
ツモ 九萬
打 二筒
ドラ 九萬
タンヤオ狙いなわけだから、
この ドラ 九萬 は有り難くないんだよ。
by. 桜井章一氏
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なんか3巡目でいきなり石コロにつまずいちまったようで、
今後に対する”足止め”を感じるね…。
もしかしたら俺と同じ型に置かれている村瀬も、
すでに ドラ 九萬 でつまずいているか、
あるいはこの先引っ掛かるかもしれないね…。
(実際に2巡目、
村瀬さんはタンヤオ狙いの所にドラの九萬を引いてます!!)
ドラの 九萬 さえ引かなければ、
二萬 がアタマになって構想通りの形になってたのにねぇ…。
by. 桜井章一氏
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俺は「ドラは恋人」って教えてるでしょ。
俺と村瀬は出足が良かったんだけど、
わがまま女に掴まって足止めを喰らった…。
俺たち2人にとっては不要なドラでも、
字牌を活かせる人間からすれば充分使える、
結構可愛いドラだろうからねぇ…。
ここ(後ろから追い着いてくることまで分かる)んところは結構大切だよ。
by. 桜井章一氏
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俺が要らない ドラ 九萬 に振り回されてるところに、
ドラ 九萬 を使える字牌の「ポン」が、
古島から入った…。
しかも他の人間ではなく、
俺自身が鳴かせたわけだから、
また俺が和了りか振り込みに参加する形になるんだろうね…。
こういう時ってのは、
傍観者の立場ではなく、
局面に直接関わってくるような立場になっちゃうものなんだよ。
そこで勝負に参加して、
がっぷり四つに組んで勝てればいいんだけど、
俺の得意の右四つではなく、
古島の得意な左四つに組まされてる…
そんな状況だね…。
by. 桜井章一氏
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手牌 二萬、三萬、四萬、六萬、七萬、九萬、七筒、六索、六索、七索、八索、八索、九索
ツモ 五索
打 五索
ドラ 九萬
確かに 五索 を残して 九索 を切り、
タンヤオ狙い一本という手もあるだろうけど、
俺は ドラ 九萬 を引いた時点で別のスケベ心が浮かんでる…。
ドラ 九萬 を使い切る手筋を頭の中に描いてるんだよ。
お前らは ドラ 九萬 を使うっていうと、
恐らく重ねてアタマにするくらいしか考えないんだろう?
これは ドラ 九萬 を引いたことで、
三色は678から789へ移行したわけだよ。
by. 桜井章一氏
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それから 一萬 引きの一通の目もあるでしょう?
だって先に 八萬 を引ければ、
789の三色と一通のイーシャンテンになり、
一萬 喰いのスピードの和了りも出来るよね。
逆に 一萬 を先に引いたなら、
伍萬、八萬 喰いのテンパイにも取れるでしょ?
そうなった時、
九索 を先に切ってると、
アタマがなくなっちゃうじゃない。
by. 桜井章一氏
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九萬 はわがままで、
その時の俺にとっちゃあ厄介な女だったんだけど、
その向こうに一通と789っていうイイ女が2人いたわけェ(笑)。
まぁ、今の流れだと上手くいくかどうか分かんないんだけどね…。
正着!!
もうこれ切りしかないんじゃん(笑)。
手牌 二萬、三萬、四萬、六萬、七萬、九萬、七筒、六索、六索、七索、八索、八索、九索
ツモ 七筒
打 九索
ドラ 九萬
三色も一通も消え、
イーペーコーだけが残るイーシャンテン…。
by. 桜井章一氏
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(でも、当初の狙いのタンヤオ形のイーシャンテンなわけですから、
悪くないのでは…?)
俺の構想とは違う方、
違う方来ていて、
何だか”ツモに負けてる”
ような感じなんだよ。
まず最初に描いた構想はタンヤオだったところに引いてきたのがドラの 九萬。
それなら、と、
789や一通の型の方に手を持っていき、
地運を育てようと考えてたら 七筒 が重なってタンヤオに逆戻り。
by. 桜井章一氏
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しかもさっき 五索 を放してるので、
形は窮屈な カン 七索 のイーペーコー形…。
だから当初の狙いのタンヤオイーシャンテンとはいえ、
あれだよ、「振り出しに戻る」
ってヤツ(笑)。
“ツモに負けてる”というか、
“ツモが弱い”というか…。
もしも俺のツモが強かったら ドラ 九萬 ツモの後は 八萬 引きだよ。
by. 桜井章一氏
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