自然界には万物に通じる”波”のようなものが流れている。”本脳”を知れば、”偽脳”の中にある固定観念や既成概念、常識やルールに囚われずに済むのである

■神頼みを捨てる思考力 ~心の弱さを克服する、雀鬼流「裏」聖書~ -ワニブックス-

自然界には万物に通じる”波”のようなものが流れている。”本脳”を知れば、”偽脳”の中にある固定観念や既成概念、常識やルールに囚われずに済むのである

勝ちの内容より、
「勝ち続ける」
という結果が優先されてしまうと、
「どんな手段を使っても勝たなければならない」
という考え方が生まれてくる。

これは人にしても会社にしても同じことで、
勝ちにこだわり過ぎると戦い方が汚くなる。

負けは負けでも、
それが内容のある
“いい負け”であれば、
それは”汚い勝ち”よりはるかに価値がある。

負けにも意味があるし、
損を覚悟の上で負ける勝負もある。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

結果論で判断される世の中なので負けて評価されることはほとんどない。

雀鬼会でやっている麻雀は麻雀であって麻雀ではない。

勝って喜ぶだけの勝負は、
本当の勝負とはいえないのだ。

文明が進歩すれば進歩するほど、
人間は”本能”からどんどんと離れていっている。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

テストでいい点数を取るため、
あるいは会社で出世するため、
といった脳の使い方は、
言ってみれば”偽脳”
を使っているようなものである。

本能のまま生きる野生動物たちのように、
本当の脳である”本脳”
を使っていればもっと強く、
もっとシンプルに生きていける。

人間は地球とつながっているし、
地球は宇宙とつながっている。

自然界には万物に通じる
“波”のようなものが流れている。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

この波は”周波”
と言ってもいいかもしれない。

本能 = 本脳を使っていれば、
自然界に流れる波長に自分を合わせることができる。

自然界の波長に合っていない状態は、
“調子が合っていない”
状態である。

そうなれば当然、
心や体のリズムが崩れ、
調子は悪くなってくる。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

むしろ、人間たちが下等だと思っている動物たちの方が人間よりも自然界の波をしっかりと感じている。

だから私は、
幼い頃からずっとそんな人間社会に違和感を覚え、
「だったら俺は下等でいい」
というスタンスで生きてきた。

人間にとって「考える」
のは当たり前の行為だが、
自然界の生物たちは考えることはしない。

彼らが命をつなぐためにやってきたのは
「感じる」ことだけである。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

■わが遺言 ~勝負の鬼が辿りついた50の境地~ -ポプラ社- 五感を開き、勘というセンサーを働かせることで、私たちは自然と一体となれる...

クラゲやヒトデなどのように脳のない生物だっている。

でも彼らは自然界の大いなる力の中でたくましく生きている。

魚にしろ、
昆虫にしろ、
彼らは人間ほど脳が発達していないかもしれないが、
感じるセンサーは人間の何倍も発達している。

人間は目の前のことしか分からないが、
彼らは遠くで起こった微妙な変化でさえ見逃さない。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

しかし、それが”進歩”という形で、
本能から離れたところで脳を使うようになった。

その結果、
今の人間は利便性の追求や損得勘定だけのために脳を使うようになってしまったのだ。

私は”本脳”と”偽脳”の間のグレーゾーンで揺れ動いている。

そしてたまに自然界の波長と共鳴できる時がある。
私はその瞬間にとてつもない喜びを感じる。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

人間はまず、
自然界の生き物たちに嫌われているという自覚を持つべきだろう。

海に潜れば魚たちは人間に違和感があるからみんな逃げていく。

多分、草花や木も人間を嫌っているに違いない。

彼らは動けず、
口もきけずに黙っているけれど、
きっと人間のことは大嫌いなはずである。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

■雀鬼流 無敵の勝負論 -青春出版社- 集中することで意識は全体に広がり、ものごとの全体を捉えられるようになるものである。一体感がある...

我々人間が、
自然界に対してどれほどむごいことをしてきたかということを、
生き物たちは知っている。

だから我々人間と距離感を置いている。

我々人間が”本脳”を取り戻すには、
自然界にしてきた”罪”
を知ることから始まる。

自然界に足を踏み入れ、
そこで生き物たちが我々人間に寄ってきて初めて罪は許される。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

かつての”本脳”を取り戻すには、
まずそこから始めなければならない。

ただ、感じる力を強めたところでかつての
“本脳”が取り戻せるとは思っていない。

感じる力を磨いたからといって、
それを簡単に受け入れてくれるほど自然界は甘くない。

人間は”本脳”の存在を知ることで、
それまでよりも多少は自然な存在になることができる。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

“本脳”を知れば、
“偽脳”の中にある固定観念や既成概念、
常識やルールに囚われずに済むのである。

今、世界で異常気象による被害がこれほどまでに拡大してしまったのは、
人間が固定化されてしまったことも原因のひとつである。

定住という固定化、
国境という固定化によって、
人々が自然の成り行きに任せ、
流れながら生活することができなくなってしまった。

自然界の生き物たちは今でもそうやって自然の変化に合わせて、
それに対応することで自分たちの生命を繋いでいる。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

■雀鬼流 無敵の勝負論 -青春出版社- 根を大切にしようという感覚の現れが基本動作に通じているのである。だらしない人間は間に合わない。...

サバンナの動物たちは雨期、
乾期で大移動を繰り返し、
渡り鳥たちも自分たちの過ごしやすい土地を求めて何千キロという距離を移動する。

自然界では流れが滞ればそれは
“死”を意味する。

変化に対応できず、
流れなくなれば命がそこで終わってしまう。

にもかかわらず人間はいろんなことを固定し、
流れを止めてしまっている。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

“グローバル化”などと言いながら流れは滞ったままで、
自ら”死”へと向かっているのだ。

私は今は東京の片隅に居を構え、
家族と共に暮らしているが、
本音を言えばかつての人類のように流れに任せて生きていきたいと思っている。

私の体が太陽の陽差しを、
魚たちと一緒に泳げる海を求め始めるのだ。

私の根本にあるのは
「変化を楽しみたい」
という気持ちだから、
冬になると冬ならではの自然にも触れたくなる。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

そんな時は雪国のメジャーな温泉地ではなく、
誰も知らないようないわゆる”秘湯”
と呼ばれる温泉地に赴き、
そこで冬ならではの自然と景観を楽しむのである。

何かにつけて固定されてしまっている現代人は、
自然の変化に対応できないから自然の変化を楽しむこともできない。

固定化というのは、
自然界に生きるものすべてのものに様々な弊害を及ぼすのである。

商社と呼ばれる企業は、
モノを右から左へ移す間接的な作業だけでボロ儲けしているし、
我々がスーパーマーケットで食材を買うのも間接的な行動である。


by. 桜井章一氏

 ☆*:.。. *・゜゚・*:.。..。.:*・’*゚▽゚*’・*:.。. .。.:*・゜゚・* .。.:*☆ 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする